2010年 01月 19日
伊豆高原の家
c0006432_19123020.jpg前回の続きです。いよいよ見学会の詳細です。
何でも、申し込みが多数の為、1組辺りの見学会の時間が短縮され
より多くの人が見れるように2日間で9回の見学会がありました。
前に書いた宇都宮美術館で行われた講演会とセットで出なくてはならないのに
凄い反響っぷりですね。移動距離が凄い事に…皆さんタフです。
↑会場ではお施主さんでもあるアート・コーディネーターの森 桜さんにもてなされます。
オープンハウスと言うといつも押しかけ気味に行くのでもてなされると畏まってしまいます^^;

「伊豆高原の家」 建築設計監理:堀部安嗣
「夜の誕生」 「ECHO」 彫刻:袴田京太朗



では、いよいよ多数の写真にて…外観から順に。

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佇まいが凄いです。いつからそこに居たんだと言うような佇まい。

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講演会で堀部さんがおっしゃっていたようにこの付近だけ違う時間が流れてるように感じます。

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印象的な十字窓が見えてきます。

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開口部の少ない事。必要最低限であるが故最大の効果をもたらしてます。

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いよいよ中に。振り返って玄関。照明が芯から外れる事により玄関戸が強調されず、
両サイドに違った明るさと影が生まれ、壁に流れる光が優しい空間に変えてくれています。
また、斜めから光が落ちる事により自分による手影が緩和されるという超優しさ設計。

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寝室。本当に必要な所にしか窓が無い。天井高の低さが落ち着いた空間としてます。

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洗面所。決して単体で主張することの無い何気ない物が使われています。

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いよいよ階段を上ります。上にチラッと見えるのが袴田さんの「夜の誕生」
階段は踏面が広く実に緩やかで上りやすい寸法になってます。

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そして階段を振り返って「夜の誕生」の全景。実際に見ると儚くも見えるほど綺麗で空間に馴染んでます。

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そして、この光景。ちょっと感動してプルプルしてしまいます。
そこには誰もが持つ懐かしさを感じる闇が確かに存在していました。
森さんが堀部さんに出した要求が記憶の継承だったらしいのですが直接的な物では無く
空間として表現する方法を選び実際に具現化した堀部さんの力量に感服してしまいます…

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ダイニング?部分。印象的になりがちな丸柱ですが壁と同じ色に塗られる事により抽象的に感じられます。

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キッチンからも同様に海の臨める素晴らしい景色が。
以前ココにあった別荘と同じ階高にする事により眺める景色からも記憶が継承されていきます。

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袴田さんの「ECHO」です。三半規管の形をしているらしいです。
前回の講演会の時に壁と床に設置された三半規管から外部と大地の気配を聴き感じ取るのでしょうと
宇都宮美術館の館長がおっしゃっていました。なるほど、真偽は分かりませんがそう聞くと分かり易い。

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もう一枚。透過する光が綺麗です。この辺はもう理屈じゃなく凄い!
そして、よく見ると伊豆高原の家がくっついていたり…小技が効いています。

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最後に空気感が感じ取れる写真をもう一枚。

堀部さんの作品は実は二軒目の体感だったのですが、同じように興奮してしまいました。
やはり、そこにある言葉では言い表せないような空気感が違います。
建築をやっていく上で一つの目指すべき所であるので非常に貴重な体験が出来ました。

このイベントを主催してくださった森 桜さんに感謝の言葉を申し上げます。
この度は本当にありがとうございました^^
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by soul_summit | 2010-01-19 20:13 | 建築 | Comments(0)


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